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日本ビジネスシステムズ株式会社

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2022/11/11

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2025/3/31

卒業生の活躍を応援するアルムナイ・ネットワークを構築することで、人を大切にするという会社の姿勢を体現したい 

  • IT・通信

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  • 1,000~2,999名

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    卒業生の活躍を応援することがJBSの活性化につながる

    ——アルムナイネットワークを立ち上げた背景について教えてください。

    松井:IT業界は転職が多い世界であり、当社でもエンジニアを中心に、競合他社や当社の取引先に転職する人がおり、近年は増加傾向にあります。

    ただ、転職後も卒業生との関係性はありました。当社では福利厚生の一環として『Lucy's CAFE & DINING』を運営していますが、そこにも元JBSの人がよく遊びに来てくれます。

    Lucy's CAFE & DINING(JBSウェブサイトより

    松井:そうやって個別に卒業生と話している中で、外からの視点でJBSの良い点や至らない点について、忌憚のない意見を聞かせてもらうことがありました。元身内の人間の意見は、人事労務の施策を検討する上で非常に参考になります。

    また、当社は新卒採用比率が高く、ゆえに外の世界を知らない社員も少なくありません。卒業生からのフィードバックは新鮮ですし、それを公式な場で社員に共有する機会がつくれるといいなという想いもあり、アルムナイネットワークをつくって卒業生との関係性を深めたいと考えるようになりました。

    越智:私もまた採用の文脈で、転職した退職者の再雇用事例を他社から耳にし、再入社の窓口をつくる観点から退職者とコンタクトをとる仕組みを検討していました。というのも、以前から退職者とつながりがある社員から「JBSに戻ってきたい人がいるんだけど、選考を受けさせてもらえないか」といった相談が年に数件寄せられていたのです。オフィシャルな窓口がないことは課題だと考えていました。

    そんなタイミングで松井からアルムナイネットワークの話を聞き、広くアルムナイの活躍を応援することで、再雇用のみならず、採用ブランディングや協業にもつなげていけることを知りました。

    前田:私は中途入社ですが、前職はアルムナイとの交流が盛んなカルチャーだったので、むしろJBSにそういう仕組みがないことに違和感がありました。以前からアルムナイネットワークをつくった方がいいだろうという想いはあったので、他の人事の皆さんも同じような想いを持っているのであればぜひやりましょうという感じでしたね。

    JBS卒業生が外の世界で活躍してくれれば、間接的に当社の価値も上がります。アルムナイネットワークで卒業生とつながりを持ち、卒業生の活躍を応援し、その活躍を社内に共有する。それがJBS自体を盛り上げることにもつながっていくと考えています。

    松井:そこで、ハッカズークさんに声をかけました。当社が自前でアルムナイネットワークのシステム環境をつくることもできましたが、客観性に欠けますし、露骨に下心が出てしまうようにも思いました。退職した人たちが変なプレッシャーを感じず、自由にコミュニケーションが取れる客観性のある環境を基にしたいと思い、Official-Alumni.comを導入しました。

    ——類似サービスだったりSNSだったりもあるが、弊社サービスを選んだ理由は?

    越智:
    卒業生同士のコミュニケーションの機会があり、そこに付加価値を持たせられるのが大きいですね。一方的に配信をするシステムは結構あると思うんですけど、そうではなく卒業生同士の横のつながりをつくれるのが決め手でした。

    他のアルムナイ専門サービスも何社か話は聞きましたが、Official-Alumni.comが一番活発に使えそうなイメージが持てました。

    松井:アルムナイネットワークのシステムと場づくりを積極的にされているので、今後当社がアルムナイネットワークで展開する情報が薄味だった場合に、アドバイスいただけるかなというイメージもありました。アルムナイに特化してサービスを運営しているのを感じたので、お願いする上での安心感はありましたね。

    ——企業によっては退職者への風当たりが強いこともあります。その点について、JBSはいかがでしたか?


    松井:
    今もメンバーシップカラーの強い会社だと思っておりますが、特に創業当初はそういった風土があり、退職者に対して「一度抜けた人が・・」という声を聞くこともありました。

    ただ、そのような中でも競合他社に転職した後、再び当社に戻ってくる人がいました。彼ら、彼女らは再入社後、長い年月活躍してくれています。

    先日も本部長クラスの人が戻ってきましたが、「何で戻ってきたんだ」といった声は少なくとも僕の耳には届いていません。むしろ「よく戻ってきたね」と歓迎する方が多く、そういう観点では辞めた人を受け入れる文化になってきているのかなと思います。

    「JBSが面白くなってきている」ことを伝えたい

    ——これからアルムナイネットワークでどのようなことをしたいですか?

    越智:まずは登録してもらうための動きをしっかりやっていきたいですね。また、集まってくれた人たちの期待に添える情報発信をきちんとしていかなければと思っています。


    登録者がある程度集まったら、Lucy’s CAFE & DININGにアルムナイを招待し、懐かしんでもらいつつ、社員や同じアルムナイとの旧交を温めてもらいたいと考えています。その中で情報提供などいただけたらうれしいですね。


    特に「外から見たJBS」について教えてほしいです。いただいた意見を社内に共有したり、採用広報に活かしたりと、アルムナイの皆さんの力を借りながらJBSをより発展させていければという期待があります。

    前田:直近で上場したこともあり、社内にはアピールできるコンテンツが多数あります。まずは「JBSが面白くなってきている」ことをアルムナイの皆さんに伝えながら、「JBSのつながりを生かせるんだな」と思ってもらいたいですね。そうすれば交流も活発化するのではと思っています。

    少し先を見据えると、各種データをつなげたいとも考えています。アルムナイネットワーク内の情報にフラグ付けをするなどして、必要な情報や人が探しやすい状態をつくれればとイメージしています。アルムナイ同士はもちろんですが、社員にも外で活躍する卒業生の知見を生かしてほしいですね。

    そうやってデータをうまく活用できるのは、オープンなSNSではなく、クローズドなアルムナイネットワークだからこそ。他の人事系データともつなげていけば、「外に出て活躍できる人の特徴」など、何か傾向が見えてくるかもしれません。

    アルムナイの皆さんにもJBSのリソースをどんどん活用してもらいと思っていますので、双方がアルムナイネットワークをうまく活用できるような環境をつくっていきたいです。

    松井:ゆくゆくはアルムナイに社員に向けたプレゼンをしてもらうようなこともやりたいですね。活躍しているアルムナイの存在は社内のメンバーに刺激を与えてくれると思います。そうやって交流を深める中で、アルムナイの皆さんにもJBSにいたことに誇りを持ってもらえるようになるといいなと思います。そうなると相乗効果が生まれるような気がしています。

    ——アルムナイと社員が交流することで、退職者が増えるのではないかと懸念する企業もいます。その点はどのように考えていますか?

    松井:隣の芝を青く感じる社員は、現在の環境、自身の置かれている状況に何らかの課題や閉塞感を感じているのではないかと思います。そういう課題を会社としてきちんと対応し、社員が生き生きと働ける環境を提供することが大前提です。アルムナイと交流することで退職が増えるというのは、発想のスケールが小さいように感じます。

    むしろ卒業生から外から見たJBSの良いところと課題を話してもらうことで、隣の芝が青く見えている社員に新しい気付きや刺激を与えてくれることも期待しています。

    企業のアルムナイネットワークは「人を大切にする」姿勢の表明でもある

    ——これからアルムナイの皆さんとどのような関係性を築いていきたいですか?

    松井:お互いにリスペクトし合える関係性をつくりたいですね。外から見たJBSの良さもあれば、アルムナイが今働いている会社の良さもありますから。

    同じ業界にいれば同じプロジェクトに入って一緒に働くこともありますし、どこかのタイミングで再び当社の社員として働くこともあるでしょう。そういう機会をどんどん増やして、「JBSと仕事をするのは気持ちがいい」と思ってもらえたらうれしいです

    越智:辞めた後も関係性を持ち続けることにメリットを感じてもらい、「つながっていてよかったな」とお互いが思える関係性を維持したいですね。

    当社が一方的にアルムナイの皆さんから何かを得るだけではなく、ネットワークに登録してくれるアルムナイの皆さんにもメリットがあるような場をつくりたい。そうでなければ長続きしないと思うので、お互いにとって良い環境を意識して運営をしていきたいと思います。

    前田:JBSに誇りを持ってほしいですね。「JBSで働いてよかったな」と思ってくれたり、今の会社の人たちに「辞めたけど良い会社」と話してもらえるよう、JBSも頑張っていかなければと思います。

    ——改めて、会社としてアルムナイネットワークを作る意義は何だと思いますか?

    越智:会社としてアルムナイネットワークを持つことは、「辞めた後の皆さんの活躍も応援します」というメッセージの表明でもあります。それは「人を大切にする」という会社の姿勢を体現することになるのではないでしょうか。

    前田:一つの会社で勤め上げる時代は終わりを迎え、転職してキャリアアップする方向に日本社会は舵を切りつつあると感じています。

    そのような世の中で、外の世界に一人で出て苦労するよりは、現社員とアルムナイという「JBSの仲間」がいた方が安心ですし、セーフティネットにもなります。過去のネットワークを維持しながらチャレンジできる環境で、個人がスキルやキャリアを向上させていく。そういう事例をつくることは、将来的な社会貢献にもつながるように思っています。



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